やっぱり気になる 介護施設に入るための費用は？
介護施設への入居を検討されている方の中には、「費用がどのくらいかかるのだろう？」「どんな手続きが必要なのだろう？」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、介護施設に入居する際に発生する費用や手続きについて、わかりやすく解説します。
入居一時金、月額利用料、介護保険の利用など、気になる点について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
介護施設に入居する際の費用
介護施設に入る際に発生する費用は、大きく分けて以下の3つがあります。施設によっては入居時の費用が掛からない場合もありますが、準備はしておきましょう。
入居一時金
- 定義: 施設に入居する際に一度だけ支払うお金です。保証金などの場合もあります。
- 目的: 施設の建物や設備の維持費、退去時の原状回復費用などに充てられます。
- 金額: 施設によって大きく異なり、数万円から数百万円まで様々です。
- 返還: 一部または全額が退去時に返還される場合もありますが、施設によって異なります。
月額利用料
- 定義: 毎月支払う費用で、施設の利用料、食事代、光熱費などが含まれます。
- 内訳:
- 介護費用: 介護サービスを受けるための費用で、介護保険の利用状況によって自己負担額が異なります。
- 居住費: 部屋の賃料にあたります。
- 食費: 食事の費用です。
- 管理費: 施設の運営費や共益費などです。
- 金額: 施設の種類やサービス内容によって大きく異なります。
その他の費用
- 敷金: 退去時の保証金として支払う場合があります。
- 食費の追加料金: 特別食を希望する場合などに、追加料金が発生することがあります。
- 医療費: 医療行為が必要な場合は、医療費がかかります。
- その他: 通院の付き添いや外出時の介助など、別途費用が掛かるものがあるため、事前に確認して用意しておきましょう。
費用を抑える方法
入居される方はもちろんですが、他のご家族の生活もありますのでできることなら費用は抑えたいですよね。入居費の支払いのためにお仕事をするようになってしまっては、いずれ成り立たなくなってしまいます。
- 介護保険の利用: 介護保険を利用することで、介護費用の一部を負担してもらえます。
- 自治体の支援制度: 各自治体では、介護費用を支援する制度がある場合があります。
【参考サイト】生活福祉資金貸付制度について(厚生労働省ホームページ）
- 施設の比較: 複数の施設を比較して、予算内で施設を選ぶことも考慮しましょう。
入居手続きの流れ
いくつかの候補が決まったら、施設を見学し決定します。必要な書類を揃えて申し込みをしましょう。
- 施設見学: 気になる施設を見学し、雰囲気やサービス内容を確認します。
- 入居申し込み: 入居申込書を提出し、入居の意思表示を行います。
- 契約: 契約書の内容を確認し、署名捺印を行います。
- 入居: 必要な手続きを終え、施設に入居します。
入居に必要な書類
- 健康診断書: 最近の健康診断書が必要です。
- 介護保険証: 介護保険を利用する場合は、介護保険証が必要です。
- 印鑑: 契約書などに捺印するために、実印または認印が必要です。
- その他: 施設によって必要な書類が異なりますので、事前に確認しましょう。
介護施設を選ぶご本人とご家族へ
介護施設への入居は、費用や手続きなど、準備することがたくさんあります。
この記事で紹介した情報を参考に、事前にしっかりと準備を進めましょう。
もし、何か分からないことがあれば、ケアマネジャーや施設の担当者に相談することをおすすめします。施設に入居するご本人の立場にたって最適な環境を提供できるように慎重に選びましょう。
【参考リンク】
